代表者ごあいさつ

初めまして㈱ルーフコネクト代表の小河です。私は三重県津市という場所で生まれ育ち、高校を卒業した後に屋根や外壁工事を行う職人をしていました。

23歳の時に仕事の丁寧さ、細やかさに自信がありましたので『将来を夢見て』独立をしました。有難いことに仕事は年中切れることはありませんでしたが、工事をやればやるほど赤字続きでした。

その理由としては、綺麗にお客様に収めようとすると、当初は下請け、孫請けでしたのでマージンも多く、仕入れ先の付き合いも薄いため材料費も割高。と製造原価が余分にかかり全然利益が出ない状態でした。

独立当初にそんな事を計算できれば良かったのですが、残念ながら自信があったのは『腕』だけでしたので「仕事を頼んでもらえるだけ有難い」と思いながらやっていました。

とはいえ月末になると材料費から職人の給料、様々な会社経費と支払いが必要となり、自分の給料なんて払うことの出来ない日々が続いていました。元請け先からの支払いは手形や小切手で３か月後。手持ち資金もまったく無い状態で、今考えればそんな経営はできるはずはありませんでした。銀行から融資を受けても毎月ギリギリで何のためにしているのか？自問自答の日々が続きましたが、いきつく答えはやはり「家族」の為でした。

独立してから朝から夜中まで年中休み無しで働いていたのですが、それでも会社を立て直すのに苦労をしていました。そんな時に助けてくれたのが、私たちが扱う『石粒付き金属屋根』です。今でこそ『石粒付きの金属屋根』は耐震耐風性、長寿命と住むお客様にメリットがたくさんある事が周知され広く普及し、現在は各主要瓦メーカー様も『石粒付き金属屋根』の取り扱いを行っていますが、10数年前の当時は『石粒付き金属屋根』を専門に取り扱う業者も少ない為に、仕入れに対してハードルが高くなかった事もあり、この『石粒付き金属屋根』を使い、雨漏り修理や寿命を迎えた屋根を綺麗に強くしていく事で会社もどんどんと黒字転換しました。

ある日、地元の先輩である塗装会社の社長から『いい屋根材ないか？』と聞かれ「なぜですか？」と聞くと『実は屋根塗装の要望があっても塗装できない屋根もあるから』という事を聞き、色々話をしていると本来は塗装が適してはいない屋根に、屋根塗装をしているという話を聞き、私たちに出来ることがあると思い、全面的に協力させて頂くことになりました。

また今までの施工実績から屋根材メーカー協力の元に屋根材を『販売用』として仕入れ、その先輩やご縁を頂いた塗装店様には『石付き金属屋根』を卸す事にして㈱ルーフコネクトという会社を設立しました。実際に屋根工事（主に屋根カバー工法）の集客サポートを2年少し協力させてもらっていますが、塗装店さまにも、お客様にも満足して頂いています。